日差しが暖かく春めいた季節となりました。
本日から各企業における新年度となります。
また、新入社員が社会人として活躍するスタートでもあります。
過去の習わいで「仕事は盗むもの。」という慣例が建設業でもまだまだ
慣例のようになっており、若手社員のフィジカルエネルギーが多分に消耗
されてしまっています。(残業時間等々)
そのため若手社員が仕事に対して興味や感動を覚えることなく離職してしまって
いるのが現実ではないでしょうか。
フィジカルだけではなく頭脳エネルギーをもっと仕事に生かすことによって
段取り良く仕事が進み、技術的、事務的な精度があがっていくと考えています。
当社は上司から若手社員への教育の一貫として施工図実習を実施しています。
今回は某プロジェクト躯体図を実際に若手社員が作成し、上司が細かくディテール、
問題点を赤チェックで図面添削し、OJTとして教育してます。
まず自分で書いてみる。そして指導を受け、理解し現場管理に反映させていく
サイクルをとり頭脳エネルギーを施工図に落とし込んでいきます。
チェック図(真っ赤です。)
まず上司である経験者の頭脳エネルギーを2倍に働かせて若手社員の
フィジカルエネルギーを減らす。若手社員が自分で図面を作成、指示し、
建物が完成していくプロセスを経験することによって「仕事を教える。」ことができる
人材を育てています。
桜は今は花が咲き、人を魅了しています。花が散ると同時に葉の芽が広がり緑葉になります。
緑葉が幹を太くし、枝を伸ばします。
新年度が始まり、会社という幹を太くできる人材に育ち、さらなる活躍をできるよう
すべての若手社員にエールを送りたいと思います。