2015年6月25日木曜日

べた基礎は本当に安全なの?

 あの平成7年の阪神大震災以降、木造住宅の基礎はそれまでの鉄筋コンクリートの布基礎から、ほとんどの住宅でべた基礎への移行が進み、今では主流となっているべた基礎!

しかし、べた基礎で造っておけば安全なのかというと、必ずしも安全側に振れるという確証はありません。


 

あくまで、それぞれの建築場所の地盤の状況や建物形の形状や配置からの判断となります。それを誤ると、不動沈下という現象を起こす危険性もあります。もちろん、布基礎でも同じです。

不動沈下には、即時沈下と圧密沈下がありますが、圧密沈下は地盤面下に軟弱な地盤があると建築後何年もかけて起こる現象で、沈下量が進むと建物にひずみやひび割れ等を生じさせる原因となりますので注意が必要です。

布基礎にも、べた基礎にも、最低限の施工基準は定められていますが、地盤調査等の結果からその土地建物に見合った工学的な判断による基礎設計を行い、施工していただける建設会社との出会い!

それこそが、お客様のまいにちの快適な暮らしのはじまりであるということは、言うまでもありません。